2014年12月23日火曜日

松屋 Advent Calendar 23日目:知られざる松屋冷凍食品の世界

こんにちは、島田です。松屋アドベントカレンダー2回目の登場です。数々の松屋ガチ勢を差し置いてええのかこれ、という感じで凄く恐縮なのですが進めます(ほんますんません...)。

青春の松屋:孤独と薄い本と牛めし

そろそろクリスマスですね。こんなときにこんなの読んでるのは恐らく非リア充でしょうから、昔話をお届けしましょうか。

私自身、2000年代中盤は関東に居ました。でもって、その頃のホームグラウンドは間違いなく秋葉原でした。でじこ看板の向かい側と高架橋をはさんだ向かいには松屋(秋葉原中央通り店)がある....10年ぐらいずっと変わらない光景ですね。

はす向かいにある、でじこ看板ことタカラダ無線ビル。



関東時代はまだ吉野家勢でした。しかしながら、秋葉原駅からは徒歩30秒ぐらいの差で松屋の方が近いためよく通っていました。
休日の夜遅くに繰り出すと、松屋以外に北千住でラーメンか蕎麦ぐらいしか選択肢がなかったというのもあります。ついでにいうと東武沿線の最寄り駅は食事できるところがないというのもありました。

あの頃は本当に孤独な学生でしたが、その後OSS業界にもぐりこみ、いつのまにかフロントランナーになっていました。今は大阪、名古屋と渡ったため今は滅多に秋葉原には行かなくなったものの、今でもあの松屋に入ると、薄い本とか機材を買ってしまいお金がないまま、寂しく牛めしを食べる、昔の自分を横で見るような錯覚をしみじみと覚えるのです。


思い出は意外なところにあるものだな、とここまで書いて思いました。


それでは、しんみりしたところで今回も何か食べましょうか。

 知られざる松屋冷凍食品を食す

さて、松屋では、細々とですが冷凍食品も販売しています(松屋では冷凍個食パックと言うらしいです)。一部の店舗の券売機に、「牛めしの具」などのボタンが入っていることもあり、その場合はその場で購入することができます。あまりこれを試す方は居ないかと思いますが、これはこれで店舗の味とはちょっと違った楽しみ方ができますし、遠方や多忙でなかなか #matsuyanow が出来ない時でも安心して #matsuyanow できます。
今回はその中からいくつかご紹介しましょう。

 牛めしの具

まずはスタンダードな牛めしの具から。これは説明不要の、ご飯とかに乗せるタイプの具というか肉です。

以前、AmazonのWishlistにて友人から頂きました。


では調理してみましょう。

鍋のお湯で温めてもよいのですが、電子レンジだとなんとそのまま袋を開けずに温めることができます。ただし、「この面を上」の表示をよくチェックしましょう。4分(500W)でOKです。



あとは、ご飯にかけてお好みのトッピングをして楽しんで食べましょう。島田スペシャルにするもよし、ポン酢どばどばするもよし、デスソースかけるもよし。



もっともスタンダードですし、店舗にあれば比較的持ち帰りに買いやすい部類だと思います。冷凍庫におひとついかがでしょうか。

牛めしバーガー

お次は牛めしバーガーです。これは現在店舗にはないようですが、一部店舗で販売していたもので、今はオンラインショップでのみ入手できます。

冷凍食品のパックとしての販売が基本ですが、店舗によってはその場ですぐに食べられる所もあったようです。

 丁度、以前貰った牛めしバーガーが冷凍庫に入っていたので、この機会に食べてみました。

一部にはおなじみ?牛めしバーガー。

まず、袋を開けると内袋が2つ出てきます。つまり2個入りです。

内袋の端を少し破りましょう。
 説明によると、内袋を皿に移し、皿に内袋の端を2cmほど開封してください、とあります。こうしないと蒸気が逃げずに危ないことになりますので、必ず開けましょう。

あとはレンジで4分(2つまとめて、600W)温めると・・・。

できあがり。

こんな感じにできました。肝心の味ですが、少し甘く(どっちかというとすきやき風味?)、やわらかめの牛めしとご飯がマッチしてなかなかいけます。モスの焼肉ライスバーガーに比べてもやさしめの味かなと思います。

サンドイッチスタイルですね。

そして、ライスバーガーなので袋を持ったまま食べることもできます。内袋は内側が滑りにくく、また肉汁が垂れにくく、さらに外側は汁などがつきにくい構造なので、片手が忙しいときや出先でも安心して食べることができます。

牛めしピラフ

最後に牛めしピラフの話を掘り返してみます。ここまで聞くと牛めしピラフは馴染みない、珍しい!という方も多いんじゃないでしょうか。それもそのはず、店舗でのメニューであまり出ていないでであろうチーズ系、さらにはピラフなのです。
これも今は販売されていませんので、2月ごろに取材したときのものです。これも偶然取り扱い店舗で見つけたので、とりあえず買ってみました。



作り方は簡単、風を開けて中のピラフをどさっと皿に盛って、ラップをかけてレンジで3分半(500W)かけるだけです。



当時の感想では一ひねり足らんな、という感じでしたが、今やってみるなら2袋開けた上で、温めたあとにレタスやミニトマトとかと一緒に盛るとシャレオツでなかなかいいんじゃないかな、と思っています。はい。

まとめ

ここでは紹介していませんが、他にもカレーや豚めしの具があります。どれも店舗のメニューより味が柔らかいので、松屋ガチ勢のみならず、滅多に外食せぇへん、肉っぽすぎる店舗牛めしはちょっと...という方にも丁度よいかなと思います。

ただ、残念な点は、松屋店舗というよりはスーパーとかで入手したい一品といえるところでしょうか。普通フリーザーバッグ持って松屋行く人居ませんよね・・・。
あとあまり安価ではないというのも挙げられると思いますが、それは人それぞれだと思いますのでなんともいえないところです。

参考までに、上記で紹介した個食パックは以下のサイト等で取り扱いがあるそうです。
※以下のリンクは無保証です。買う際は色々と確認した上ということでお願いしますね。
※アフェリエイトリンクではありません。押しても僕に収入などは入りません。

牛めしピラフ以外のすべて --- 松屋オンラインショップ
牛めしの具 --- Amazon 楽天
牛めしバーガー --- Amazon 楽天
牛めしピラフ --- 楽天



ということで、僕の方からはここまでということで皆様メリーマツヤナウ

明日からは皆さんお待ちかね、松屋を知り尽くした神が登場します。明日は松屋仮面V3ことおかのさん、あさっては松屋仮面のご本尊ことおしえ先生です。松屋ACのクライマックスを引き続きお楽しみくださいませ。

2014年12月16日火曜日

松屋 Advent Calendar 16日目:島田スペシャルってなんぞや

こんにちは、島田と申します。
久々のアドベンドカレンダーですね。もう技術系で12月を書きたくないのですが、これならええやろうということで。

なんかここまでのアドベントカレンダーの中身を見ていると、松屋好きすぎる!てノリの記事が主な感じがしますので、最初はちょっと視点を変えて、今年の松屋を振り返ろうかと思います。

ことしの松屋を振り返って:プレミアム牛めしの憂鬱

今年の松屋といえば、2月の大雪による販売休止、プレミアム牛めし、トマトカレーガチ勢、トンテキ定食(TTT)の供給遅れなど、季節によりメニューがよく変わる松屋にして考えても山あり谷ありだったように思いますが、なんといってもプレミアム牛めしが話題をさらいました。

牛めし(あるいは牛丼)という食べ物は、昨今の日本では蕎麦やおにぎりなどとともに、セーフティーネット的な外食系の食べ物として認識されていることが多いのではないでしょうか。つまり、お金がなくてもこれなら食べられる、という安心感のある食べ物という位置づけに、松屋の牛めしも入っていると思います。

これは、趣味にお金つぎ込み過ぎて(以下略)という方から、本当に生活保護に頼っているという方まで、幅広い層がいるということを忘れてはならないでしょう。

なので、首都圏を中心にプレミアム牛めしに切り替わった際、価格に敏感な人を中心に非難の嵐が起きました。並290円→380円の大幅アップですのでそんな反応も無理はないでしょう。実際、僕が堀田で先行発売されたプレミアム牛めしを食べに行った際のツイートを見ても、謎リプツッコミの多くがそのような方々でした。




確かに肉がよく、昔の吉野家っぽい牛めしでよかったなーと思いましたし、そんな反応も多かったのですが、前の方がよかったという話もこれまた聞きました。ニューコークの如く、定番の味を変えるのは難しいに違いありません。

その後、全国でプレミアム牛めし化するんじゃないかという話もありましたが、現在おおむね首都圏でプレミアム牛めしの展開が止まっています。この松屋の方針は現在も非難や疑問を持つ人がいるんじゃないかなと思います(僕もそうです)が、恐らく松屋サイドでも、高級志向とセーフティーネット、あとは諸々のコスト上昇の間で揺れてるんじゃないかなと思う訳です。


このあたり、来年はどうなるでしょうか。個人的にはもう少し納得のいくプレミアム・非プレミアム牛めしの棲み分けになって欲しいなと願うばかりではあります...。


さて、お堅い話をしたところで、早速松屋に行くとしますか。

島田スペシャルってなんぞや

突然ですが、個人的な牛めしのこだわりは、牛肉が見えなくなるぐらいネギをかける派です。おろしネギもいいのですが、おろし無しでねぎなのです。そして、ポン酢をどばどばかけるのが好きです。これはもはや牛めしというより、ネギ丼にしか見えない強烈な見た目が印象的です。

これを、何かのパクリで島田スペシャル(しまだスペシャル)と勝手に言ってます。ただ、いつからそう言ってるかは明らかではなく、なんか去年ぐらいからそう言ってたらしいという感じです(適当)。Twitterは昔の履歴あさるのが面倒ですが、昔のおかのさんのツイートを借りると去年6月っぽい感じがしています。



で、何故こんなシンプルかつストレートな謎トッピングなのかといいますと。
島田スペシャルは、元々は讃岐うどんでやっていたのに由来します。丸亀製麺とかでは、カウンターでネギをかけ放題なのをいいことに、麺を覆うようにネギをかけて食べる訳です。


これがまたリーズナブルな貧乏料理っぽく、シャキシャキの野菜(といってもネギだけですが)が摂取できるので、個人的にイケるわけです。これを牛めしでやればどうやろう?とか思ったのが、島田スペシャルであります。なんとも単純です。


松屋で島田スペシャルな牛めしを食べる

では、実際に島田スペシャルを実践してみましょう。まずは当然ですが松屋に行き、適当な食券を買いましょう。

次に、食券を店員さんに渡し、それと同時に青ねぎ(60円)を注文しましょう。というのも、券売機にほとんどの場合は青ねぎが入ってないためです。また、ICカードとかも使えない(と思います、未確認ですが)ので小銭を店員さんに渡しましょう。ミニ牛めしなら1皿(60円)、並以上であれば2皿(120円)が適当だと思います。

すると、こんな感じで来ます。これが島田スペシャルの素です。

あとはネギを牛めしのうえにかけ、テーブルにあるポン酢をどばどばしましょう。これで島田スペシャルになりました。


以前おかのさんが実験したところによると、肉が見えなくなるぐらいまでになるには、単品ねぎを3皿注文しないといけないそうですが、僕としては2皿あればおおむね十分だと思っています。この辺はお財布や体と相談しつつ増減したほうがよいでしょう。


島田スペシャルの利点としては、なんといってもネギフリークにはたまらないシャキシャキとしたフルーティな食感の牛めしになることでしょうか。松屋のネギはそれほど辛くないですし、ネギとポン酢で味が締まりますので、牛めし自体も飽きない感じにぺろっと食べることができます。初音ミク好きな方にもお勧めです。

逆に欠点といえば、ネギを2皿以上注文すると店員さんに怪しまれること、ネギが苦手な方には地獄にしか見えないことでしょうか(苦手な方、すみません...orz)。あとネギの食べすぎは時に体にあかんので、ほどほどにしましょう。



いかがでしたでしょうか。是非お試しくださいとは言いづらいですが、こんなのもあります程度に笑っていただければ幸いです。
明日は、これまた新しい食べ方を提案されるのかなという感じのタイトルなjunjiruさんです。